蜂の子の適切な保存方法

蜂の子は状況によって、保存方法が異なる食材です。
そこで、このページでは蜂の子を保存できる期間や、様々な状況ごとに役立つ保存方法などを解説します。

状況に応じた蜂の子の適切な保存方法

蜂の子は、入手できるルートが限られています。
中でも比較的容易に蜂の子を入手できるのはインターネット通販です。
通販では、産地直送の新鮮なものや、缶詰や瓶詰に加工されたものなどが販売されています。

採れたての蜂の子や自分で調理した蜂の子、工場などで既に加工された蜂の子は、適した保存方法が異なります。
ですから、それぞれ場合に対応した保存方法を説明します。

新鮮な蜂の子は冷凍がおすすめ

新鮮な蜂の子は冷凍で販売されることが多いです。
そのため、入手してからすぐに食べ切らない場合は、そのまま冷凍で保存するのが良いでしょう。
また、商品によって異なりますが、約1年間は冷凍で保存できるものもあります。

非常に珍しいケースで、巣ごと蜂の子を入手する場合もあります。
その場合は蜂の子を巣からとりだして冷凍保存するのが適切です。

自分で調理した場合は冷蔵と冷凍を使い分ける

蜂の子を自分で調理し、それらが余った場合は他の料理と同じように冷凍保存することがおすすめです。
次の日に食べる場合などは冷蔵保存でも大丈夫ですが、それ以上保存しておきたい場合は冷凍保存の方が良いでしょう。

また、冷凍する際は、調理したものを小分けにして保存しましょう。
冷凍保存は便利ですが、おおよそ1ヶ月以内に食べきるようにしてください。
ただし、解凍した蜂の子の再冷凍は、品質の劣化を招くので控えましょう。

加工された蜂の子の場合は表示を必ず確認

瓶詰や缶詰で売られている調理済みの蜂の子は、商品の表示をよく読みましょう。
これらは高温多湿を避け、直射日光を避けた場所で保管するように記載されていることが多いです。
また、賞味期限は製造日から1~3年と長い商品もありますが、それはあくまで未開封の場合です。
商品を開封したら、なるべく早めに召し上がってください。
一度で食べきれない場合は、小分けにして冷蔵庫や冷凍庫に保管すると良いでしょう。

長持ちさせるのに適した調理方法は佃煮

蜂の子には様々な調理法が存在しますが、中でも保存に適しているのは佃煮です。
佃煮は醤油や砂糖、みりんなどを組み合わせた濃厚な調味液で煮込んだ料理です。
佃煮は塩分濃度が高く、保存性が高いです。そのため、昔は保存食としても食べられていました。
加工されて販売されている蜂の子も、佃煮として調理されたものが比較的多いです。
蜂の子を手に入れたら佃煮として調理するのはいかがでしょうか。

蜂の子は保存方法によっては長期の保存も可能な食品です。
ただし、特に理由がなければ品質や衛生的な観点からも、早めにいただいた方が良いでしょう。