蜂の子はタンパク質やビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれた食品です。
栄養がつまった食品となると、カロリーが気になりますよね。
特にダイエットをされている方にとって、カロリーに関する情報は重要です。
そこで、蜂の子にはどれくらいのカロリーが含まれているのかということを解説します。
蜂の子のカロリーはどのくらい?
蜂の子缶詰のカロリー
日本食品標準成分表(文部科学省)によると、クロスズメバチの蜂の子缶詰のカロリーは100gあたり250kcalと示されています。
なお、このカロリー値は缶詰食品として調理されたものの値であり、蜂の子だけのカロリーではないことを考慮する必要があります。
1日に必要なカロリー量は運動量や年齢などによって異なりますが、おおよそ男性2600kcal、女性2000kcalです。
食べ過ぎなければ問題ないカロリー量なので、小鉢程度の量を頂くのもよいでしょう。
また、調理の方法でもカロリーは変わります。
特に、煮付けや佃煮などの料理にする際には砂糖などの調味料を控えめにすると、カロリーをカットできます。
詳しい栄養成分量
カロリーを考える際に重要になってくるのが、三大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)です。
三大栄養素には、それぞれ1gあたりタンパク質4kcal、脂質9kcal、炭水化物4kcalという目安が定められています。
この目安と各栄養素の重量を掛けて、合計したものがカロリーと呼ばれます。
では、蜂の子はどうでしょうか。蜂の子のカロリーと三大栄養素を他の食材とともに比較してみます。
カロリー(kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | |
---|---|---|---|---|
蜂の子缶詰(クロスズメバチ) | 250 | 16.2 | 7.2 | 30.2 |
牛肩ロース肉(脂身付生肉) | 240 | 17.9 | 17.4 | 0.1 |
豚ばら肉(脂身付生肉) | 386 | 14.2 | 34.6 | 0.1 |
精白米(炊飯後) | 168 | 2.5 | 0.3 | 37.1 |
鶏卵(生) | 151 | 12.3 | 10.3 | 0.3 |
この表では蜂の子や、三大栄養素を含む身近な食品を挙げました。
調味された蜂の子缶詰はカロリーが高めとなっていますが、肉類と比べると高タンパク低脂質です。
また、蜂の子缶詰の炭水化物の量も少し気になりますが、砂糖やみりんなどの調味料を減らして料理するなどの工夫をすれば、抑えることができるでしょう。
バランスよく食べましょう!
蜂の子にカロリーや、三大栄養素がどのくらい含まれているのかということを解説しました。
蜂の子はタンパク質を多く含みますが、脂質の量がそれほど多くない食品です。さらに、ビタミンやミネラルなどの栄養素も含まれています。
ただし、調理方法や量によっては脂質などを摂りすぎてしまう可能性もあります。
その場合は他の食材と組み合わせるなどして、バランスのよい食生活を心がけてください。